「春のおどり」の第二部について考えたこと

名倉先生は本当にダンスがお好きなんだなと思いました。
「名倉先生が何を考えてこの作品を作ったか」を考えて見ました。

まず、日生劇場にかけるということを考えて、東京のお客さんにoskのいいところを見てもらおうと思ったのではないか。oskといえばダンスだ。

あらゆるジャンルのダンスをおどり込んで宝塚との差別化をはかるべしと考えられたのではないか。

そうなると練習させたい。
娘役に髪飾り作らせないようにするなら帽子を使おう!

ダンスの中でもフォッシー風ダンスは非常に難しい。難しいダンスなればこそ集団で踊って力をつけさせたい。ならば、ラストダンスをやろう。

ここから構想がはじまったのではないか。

いろんなジャンルのダンスを見せるためにいろんな時代のダンスを取り入れてショーを作ろうとしたのではないか。

まず、「追憶」である。
高世さんの背景にあるドアのポスターがウェストサイドストーリーで、70くらいのおじいさんが昔を思い出す。
ウェストサイドは1960年代(1957年初演だそうです。)だとすると追憶された時代は50年くらい前。1900年から1910年くらいかな。

幕が上がるとシルクハットにステッキの紳士淑女。背景はアールヌーボー風。
クラシカルなショーダンス。

アステアを彷彿させる設定である。

フォッシーは70年代。
マイケルジャクソンは80年代。
タンゴは19世紀末から20世紀初期?アルゼンチンタンゴは移民に女性が少なかったため男同士で踊ることもあったそうだ。
もちろんその点を押さえての場面なのだろう。

バレエは一見ない感じだが、ピエロのシーンは、コッペリアを踏まえての振り付け。

ラインダンスは言わずもがな。

コンテンポラリーのストーリーダンスは砂漠。

とバラエティーに富んでいる。

それで、そのまんまやるのではなくて、oskに踊らせるのにふさわしいアレンジがされていた。



さて、名倉先生は、歌詞もすべて自作されたということだが、osk愛に溢れた歌詞だと思う。

オープニングの「キャッチ・ア・チャンス キャッチ・ア・ドリーム」。「見果てぬ夢」。最後のトップ3が歌う「レット・ミー・トライ・アゲイン」も。
今までの道のりとこれからの夢に向かう姿とが描かれていて、感動してしまった。


もしこの公演にサブタイトルを付けるとするなら、「Dance!Dance!Dance!」だと思う。
このレビューの根底にあるテーマは「ダンス愛」だと、私は感じた。

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