ルドルフ ザ・ラスト・キス 2012・7・28

2012・7・28

ルドルフ 
ザ・ラスト・キス
帝国劇場

【スタッフ】

原作:フレデリック・モートン
音楽:フランク・ワイルドホーン
脚本・歌詞:ナン・ナイトン
脚色:フランク・ワイルドホーン&フィービー・ホワン
原案:フランク・ワイルドホーン&スティーブン・キューデン

演出:デヴィッド・ルヴォー

装置:マイク・ブリットン
振付:ジョン・オコネル
振付補:二ラン・シュトラウブ

翻訳:迫 光
翻訳・訳詞:竜 真知子
音楽監督:八幡 茂
照明:小川幾雄
衣裳:前田文子
ヘアー:野澤幸雄(スタジオAD)
音響:山本浩一
指揮:塩田明弘
オーケストラ:東宝ミュージック(株)、(株)ダットミュージック
舞台監督:廣田 進
プロデューサー:岡本義次、吉田訓和、小嶋麻倫子



【キャスト】

ルドルフ:井上芳雄
マリー・ヴェッツェラ:和音美桜
ステファニー:吉沢梨絵
ターフェ:坂元健児
ラリッシュ:一路真輝
フランツ・ヨーゼフ:村井國夫

男性アンサンブル
青山航士/島田邦人/杉山有大/照井裕隆/中島康宏/ 原 慎一郎/ひのあらた/松澤重雄/港幸樹/村瀬美音/山名孝幸

女性アンサンブル
岩﨑亜希子/大月さゆ/樺島麻美/後藤 藍/鈴木結加里/ 保泉沙耶/舞城のどか/美鳳あや/望月理世/柳本奈都子/やまぐちあきこ


【感想】
再演とは名ばかりで全くの別作品。
井上クン井上クン井上君と10回くらいコールしたい気分。
すごいよ。
王子様から帝王になる日もそう遠くはない感じ。

ルドルフ 初演、見ました。
でも、なんかこう、新納君を勿体なく使い、さらに、岡さんを魔法使いのように扱い、そんでもって浦井君はなんだったんだかよくわからずというのに加えて、奥さんのシュテファニーが、ひどい扱いで全然感情移入できなかったの。

シュテファニーが人間らしくなってて、感情がわかって、思わずもらい泣き。
でもって、マリーが小憎らしくって、私のお好みでないもんだから思いっきりシュテファニーの気分で見つつも、この物語って、ルドルフの成長物語なのねと妙に納得し、冒頭の「井上君井上君井上君」10回連呼になるのですよ。

一番良かったところは。演説。「明日への道」。
二つ目は、新聞社のシーンでの説得の歌。「行動すべき時」。


マリーが小生意気というのは自由主義者で、政治に興味があって、ルドルフの偽名であるユーリウスという人物に惚れていて、けしかける女だったこと。
それなのに、シュテファニーと対決するときに「愛してる」しか言わないとこが腰砕けだ
よな。「私と彼は同士です」ぐらい言ってよ。
だから、「日々の暮らしの重みを分かち合ってる」という言葉に私は軍配を上げるね。

ラリッシュ夫人は前回はやりてババアみたいな趣があったけど、今回は大人。それも品格のある大人として描かれていたと思う。

衣裳は多分全部新調じゃないかな。
それと、装置が全く違う。
二重盆を作ってぐるぐるまわしてた。
天井にも吊りもの。
天井の円形のくりぬきのところから四本の円柱が吊られていて上から下りてきたり上がったりしてた。
最後のシーンでその天井が斜めに降りてきて、(反響板の降りてくるような感じかな)心中したベッドも少し斜めに上がって絵のように見えるところで幕。

カーテンの動かし方とか、本火の使用(ろうそく)が半端ないとか。
赤い色が印象的に使われる。
まず、宮廷シーンは赤色のカーテンが背景になる。

銀色の手すりのついた階段。
赤い飾りが手すりにつくこともある。
赤いマフラー。ルドルフがしてるけど、これをマリーの腰にかけたり、二人が端っこを持って手繰り寄せたりして、踊る振付で、二人の関係性を象徴。
(私は「赤い糸」も連想した。)

対決シーンがいくつかあるけれど最初のフランツヨーゼフ皇帝とルドルフとの対決が本当に二人が真っ正面に向かい合ってる。だから客席からは二人の横顔ばかり見てることになる。
彼らが相いれない存在だということを否応なく示している。

"ルドルフ ザ・ラスト・キス 2012・7・28" へのコメントを書く

お名前
メールアドレス
ホームページアドレス
コメント